ネイタルチャートの解釈の仕方がわからない!具体的な見方を知りたい!

占星術を学び始めた方なら、ネイタルチャートの見方に悩んだ経験があるのではないでしょうか。惑星の位置や角度など、たくさんの要素が含まれているため、どこから読めばよいのか弁当になってしまうものです。
● ネイタルチャートの基本的な見方を知りたい
● 実際のネイタルチャートを使った具体例が見たい
● 自分のネイタルチャートをどう読んで解けばいいのか知りたい
今回は、『ネイタルチャートの基本的な解釈』から『具体的な解釈例』まで詳しく、伝えていきます!
それでは基本的なポイントから見ていきましょう!

ネイタルチャートとは?基本的な要素を理解しよう

ネイタルチャートは、誕生時(出生時)の惑星や星座の配置を円形に図示したものです。
このチャートには以下のような要素が含まれています。
・12星座(牡羊座から魚座まで)
・10惑星(太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星)
・アセンダント(上昇宮)
・ミッドヘブン(天頂)
・ハウス(1室から12室)

基本的な解釈: まずはこの3つの要素を見る!

ネイタルチャートの解釈は、主要な3つの要素から始めていきます。
まず最初に見るのが、「サンサイン(太陽星座)」です。これはそれぞれ星座占いで使われる星座のことで、その人の基本的な性格を表しています。
次に「ムーンサイン(月星座)」を確認します。これは感情面や潜在意識を表す重要な要素とされています。
そして、「アセンダント(上昇宮)」を見ていきます。他人から見られる印象や、外向きの性格を示すポイントです。

具体例で学ぶ:サンプルネイタルチャートの解釈

ここからは、架空の人物のネイタルチャートを例に、具体的な見方を伝えていきます。
山田さん(仮名)のネイタルチャートを見てみると、以下のような特徴が見られます。
・サンサイン:牡牛座
・ムーンサイン:天秤座
・アセンダント:射手座
このような配置の場合、基本的な性格は以下のように解釈できます。
まず、牡牛座の太陽は、粘り強く実直な性格を表しています。 物事を慎重に進め、確実な結果を求める傾向があります。
一方、天秤座の月は、調和を重視する人間関係が感情面を安定させると示唆しています。周囲との関係性を大切にし、バランスの取れた判断を心がけている特徴があります。
また、射座のアセンダントは、明るく前向きな印象を与えます。

アスペクト(角度関係)の意味と解釈例

ネイタルチャートでは、惑星同士の角度関係も重要な意味を持っています。この角度関係を「アスペクト」と呼びます。
主なアスペクトには以下のようなものがあります。
・コンジャンクション(0度):感動、融合
・トライン(120度):調和、才能
・スクエア(90度):葛藤、成長のチャンス
・オポジション(180度):対立、バランス

当時の山田さんのチャートでは、太陽と木星がトライン(120度)を形成しています。これは幸運な配置とされ、楽観的で前向きな性格を強化する働きがあります。

ハウス(12分割の領域)の意味と解釈例

ネイタルチャートは12のハウス(区画、領域)に分かれており、それぞれが人生の異なる領域を表しています。
・第1ハウス:自己表現、外見
・第2ハウス:価値観、財産
・第3ハウス:コミュニケーション、学習
・第4ハウス:家庭、内面
・第5ハウス:創造性、恋愛
・第6ハウス:仕事、健康
・第7ハウス:パートナーシップ
・第8ハウス:変革、神秘
・第9ハウス:哲学、旅行
・第10ハウス:社会的地位、キャリア
・第11ハウス:理想、友人関係
・第12ハウス:潜在意識、スピリチュアル

山田さんの場合、太陽が第2ハウスにあることから、物質的な価値観や経済観念が人生にとって重要なテーマとなっています。

ネイタルチャート解釈の実践的なポイント

実際のネイタルチャート解釈では、以下のポイントを意識すると理解が深まります。
まず、個々の要素を単独で見るのではなく、全体的なつながりを意識することが大切です。 同様に、サンサインとムーンサインの組み合わせは、その人の内面と外見のバランスを表しています。
また、強調されているサインや惑星にも注目していきます。特定のサインや惑星に集中して配置がある場合、その性質が現れる強い傾向があります。
さらに、アスペクトの強さも入れます。角度が完全に取れているほど、その影響力は強くなっていきます。

自分のネイタルチャートを読む際の注意点

自分のネイタルチャートを解釈する際は、以下の点に気をつけましょう。
最も重要なことは、正確な出時刻を知ることです。 特にアセンダントは、わずか4分の誤差で変わってしまう可能性があります。
次に、一つの要素だけを見て判断しないことです。 ネイタルチャートは様々な要素が絡み合って形成されているため、総合的な視点が必要です。
そして、チャートの解釈は可能性の一つとして認識することが大切です。決定論的に考えるのではなく、自己理解のツールとして活用していくのがおすすめです。

まとめ:ネイタルチャートの解釈を楽しもう!

 

ネイタルチャートの解釈は、基本的な要素から順番に見ていくことで、徐々に気づくことができます。サンサイン、ムーンサイン、アセンダントという3つの要素から始めて、徐々にアスペクトやハウスの意味も含めて読んで解いていきましょう。
解釈方法を学ぶことで、自分のチャートも少しずつ理解できるようになっていきます!
占星術の学びには終わりがありませんが、まずは基本的な要素から楽しみながら、徐々に解釈を深めて進んでいってください!