「占星術の記号はたくさんあって覚えるのが難しい!効率的に覚える方法や覚え方のコツを知りたい!」

占星術を学び始めると、まず記号(シンボル)の暗記から始める方が多いのではないでしょうか。しかし、惑星や星座の記号は一見複雑で、なかなか覚えることができないと悩んでいる方もいるはずです。

● 占星術の記号はどうやって効率的に覚えられるの? ● 惑星記号と星座記号の違いって何? ● 占星術の記号にはどんな意味があるの?

そこで今回は、『占星術の記号の覚え方』について詳しくお話ししていきます!

占星術初心者の方でも簡単に記号を覚えられるコツや、各記号の意味も併せてご紹介していくので、ぜひ最後まで読んでみてください!

占星術の記号とは?基本の種類と意味をご紹介

まずは、占星術で使われる記号の基本について解説していきます。

占星術の記号には主に「惑星記号」と「星座記号(黄道十二宮)」の2種類があります。これらの記号は、ホロスコープを読み解く際に必須の知識となるので、しっかりと覚えておくことが大切です。

実際、占星術を深く学ぶためには、これらの記号を見ただけで即座に何を表しているのか判別できるようになることが望ましいでしょう。記号を覚えることは占星術マスターへの第一歩と言えるのです。

それでは、惑星記号と星座記号についてそれぞれ詳しく見ていきましょう!

惑星記号の種類と基本的な意味

惑星記号とは、太陽や月を含む天体を表す記号のことです。占星術では、これらの天体がどの星座にあるかによって、人の性格や運命を読み解いていきます。

まず、主要な惑星記号をご紹介していきます。

太陽 (☉)

太陽の記号は、中心に点のある円で表されています。これは魂や自己表現、生命力を象徴しています。

占星術において太陽は最も重要な天体の一つで、あなたの核となる個性や本質を表しているのです。太陽星座(サインサイン)は、一般的な星座占いで使われる星座でもあります。

月 (☽)

月の記号は、三日月の形をしています。これは感情や潜在意識、母性などを象徴する天体です。

太陽が意識的な部分を表すのに対し、月は無意識や感情面、特に幼少期の影響を受けた内面的な部分を表しています。月の影響は特に感情の起伏や直感に現れることが多いでしょう。

水星 (☿)

水星の記号は、円の上に角のある冠と十字が組み合わさった形をしています。知性やコミュニケーション、思考パターンを象徴する惑星です。

実際、水星は私たちの考え方や話し方、学び方に大きな影響を与えているのです。情報処理能力や論理的思考も水星のエネルギーに関連しています。

金星 (♀)

金星の記号は、円の下に十字がついた形をしています。愛や美、価値観、調和を象徴する惑星です。

金星は人間関係、特に恋愛関係や、美意識、芸術的センスなどにも影響しています。また、あなたが何に価値を見出すかという価値観にも関わっているのですね。

火星 (♂)

火星の記号は、円から伸びた矢印のような形をしています。行動力や情熱、攻撃性を象徴する惑星です。

火星のエネルギーは、私たちの中の積極性や戦う力、そして性的なエネルギーにも関連しています。目標に向かって突き進む原動力となる重要な天体なのです。

木星 (♃)

木星の記号は、半円と十字が組み合わさった形です。拡大や成長、幸運、哲学を象徴しています。

木星は占星術において「大吉星」とも呼ばれ、チャンスや可能性を広げてくれる力を持っています。視野を広げたり、新しい経験を求める気持ちも木星の影響によるものでしょう。

土星 (♄)

土星の記号は、半円と十字が組み合わさった形で、木星とは逆向きになっています。規律や責任、制限、時間を象徴しています。

「大凶星」と呼ばれることもありますが、実は成長のために必要な試練や忍耐を教えてくれる重要な惑星です。土星のエネルギーがあるからこそ、私たちは努力して成長することができるのです。

天王星 (♅)

天王星の記号は、円の上に十字があり、その両側に弧が付いた形をしています。革新や変化、独自性を象徴しています。

天王星は突然の変化や予期せぬ出来事をもたらすことがあり、古い価値観を打ち破る力を持っています。一般的に変革や自由を象徴する惑星として知られているのです。

海王星 (♆)

海王星の記号は、三叉の矛のような形をしています。夢や霊性、幻想、直感を象徴する惑星です。

海王星のエネルギーは現実との境界を曖昧にし、より高い理想や芸術的なインスピレーションをもたらします。しかし、現実逃避や錯覚の原因にもなりうる複雑な惑星なのです。

冥王星 (♇)

冥王星の記号は、円の上に十字があり、その下に弧がある形です。変容や再生、深層心理を象徴しています。

冥王星は破壊と再生のエネルギーを持ち、私たちの人生に根本的な変化をもたらすことがあります。深い内面の変容や、避けられない運命的な出来事に関連していることが多いのですね。

星座記号(黄道十二宮)の種類と基本的な意味

次に、12個ある星座記号について解説していきます。

黄道十二宮は太陽が1年かけて通過する12の領域を表し、それぞれが特有のエネルギーや性質を持っています。

牡羊座 (♈)

牡羊座の記号は、牡羊の角を模した形をしています。開拓精神や活力、リーダーシップを象徴する星座です。

牡羊座は黄道十二宮の最初の星座で、新しい始まりや行動力を表しています。勇気があり直感的な行動をする特徴があるのです。

牡牛座 (♉)

牡牛座の記号は、牛の頭と角を表現した形です。安定や忍耐、物質的な豊かさを象徴しています。

地に足のついた実践的なエネルギーを持ち、確実に物事を築き上げていく力があります。五感を大切にし、美や自然を愛する星座でもあるのです。

双子座 (♊)

双子座の記号は、ローマ数字のⅡに似た形をしています。知性や適応力、コミュニケーションを象徴しています。

好奇心が強く多才な星座で、様々な情報を吸収するのが得意です。しかし、興味が移りやすく落ち着きがない一面も持っているのですね。

蟹座 (♋)

蟹座の記号は、蟹の爪を表した形をしています。感受性や保護本能、家族愛を象徴する星座です。

強い直感と豊かな感情を持ち、思い出や伝統を大切にします。内向的で繊細な面がありますが、同時に強い保護本能も持ち合わせているのです。

獅子座 (♌)

獅子座の記号は、ライオンの尾を表した形です。創造性や自己表現、威厳を象徴しています。

自信に満ち溢れ、人前で輝くことを好む星座です。寛大で暖かい心を持ちますが、同時に認められたい欲求も強いので注目を集めたがる傾向があります。

乙女座 (♍)

乙女座の記号は、「m」の文字に尾が付いた形をしています。分析力や完璧主義、奉仕の精神を象徴しています。

細部に気を配り、物事を改善する能力に長けています。実用的で効率を重視するため、時に批判的になることもあるのです。

天秤座 (♎)

天秤座の記号は、天秤(スケール)を表した形です。調和やバランス、公正さを象徴しています。

人間関係を重視し、平和を愛する星座です。美意識が高く、芸術的なセンスにも恵まれていますが、優柔不断になることもあるのです。

蠍座 (♏)

蠍座の記号は、蠍の尾を表した形です。情熱や変容、深い感情を象徴しています。

強い意志と洞察力を持ち、表面的なものではなく本質を見抜く力があります。秘密や神秘的なものに惹かれる傾向があるのですね。

射手座 (♐)

射手座の記号は、弓矢を表した形です。冒険心や楽観性、哲学を象徴しています。

自由を愛し、より広い視野や高い真理を求める星座です。旅行や異文化に興味を持ち、知識欲も旺盛なのが特徴と言えるでしょう。

山羊座 (♑)

山羊座の記号は、山羊の角と尾を組み合わせた形です。野心や忍耐、実務能力を象徴しています。

責任感が強く、目標に向かって着実に進む力があります。伝統を重んじ、地位や名誉を大切にする星座であることも特徴です。

水瓶座 (♒)

水瓶座の記号は、波を表す2本の波線です。独創性や革新、人道主義を象徴しています。

従来の枠組みにとらわれず、新しいアイデアや方法を生み出す力があります。個性的であると同時に、人類全体の福祉にも関心を持つ星座なのです。

魚座 (♓)

魚座の記号は、2匹の魚を表した形です。感受性や共感、霊性を象徴しています。

豊かな想像力と直感を持ち、境界のないエネルギーを持つ星座です。夢見がちで芸術的な才能に恵まれていますが、現実逃避の傾向もあるのですね。

占星術の記号を効率的に覚える方法5選

ここからは、占星術の記号を効率よく覚えるための具体的な方法をご紹介していきます。

記号の形はシンプルでありながらも似ているものもあるため、工夫して覚えていく必要があります。どの方法が自分に合っているか、いくつか試してみることをおすすめします。

1. 記号の由来や意味からイメージで覚える

占星術の記号には、それぞれ由来や意味があります。その背景を知ることで、記号の形を理解しやすくなるでしょう。

例えば、火星の記号(♂)は盾と槍を表しており、これは戦いの神マルスに由来しています。このように神話や象徴との関連を知ることで、記号の形が頭に残りやすくなるのです。

金星の記号(♀)は手鏡を表しており、美の女神ヴィーナスを象徴しています。このような由来を知ることで「なるほど、そういう形なのか」と納得できることが多いでしょう。

また、太陽の記号(☉)は中心に点のある円で、これは宇宙の中心としての太陽の役割を表しています。このように、記号の形にはそれぞれ意味があるのです。

2. グループ分けして覚える

記号を何らかの共通点でグループ分けすると、覚えやすくなります。

例えば、星座記号は四大元素(火・地・風・水)によって分類することができます。火のグループには牡羊座(♈)、獅子座(♌)、射手座(♐)が含まれ、これらは活動的でエネルギッシュな性質を共有しています。

また、惑星記号は古典惑星(太陽から土星まで)と現代惑星(天王星、海王星、冥王星)に分けることもできます。古典惑星は肉眼で見ることができ、古代から知られていた天体なのです。

さらに、記号の形の特徴でグループ分けする方法もあります。例えば「円と十字の組み合わせ」という特徴を持つ記号がいくつかあるので、それらをまとめて覚えるのも効果的でしょう。

3. フラッシュカードや暗記アプリを活用する

フラッシュカードは暗記に非常に効果的なツールです。記号と名前を書いたカードを作成し、繰り返し確認することで記憶に定着させることができます。

スマホの暗記アプリを使うのも良い方法です。空き時間にちょっとずつ練習できるので、日常生活の中で少しずつ覚えていくことができるでしょう。

実際、多くの占星術学習者がAnkiやQuizletなどの暗記アプリを活用して効率的に記号を覚えています。これらのアプリは間隔反復という記憶に効果的な方法を採用しているため、短期間で記憶を定着させることができるのです。

4. 記号を描く練習をする

記号を実際に自分の手で描くことは、記憶の定着に非常に効果的です。運動記憶が加わることで、より強く記憶に残るのです。

毎日少しずつでも、ノートに記号を書く習慣をつけてみましょう。最初は見本を見ながらでも構いません。繰り返し描くうちに、自然と形を覚えることができるはずです。

また、占星術のホロスコープを自分で描いてみる練習も効果的です。ホロスコープを描く際には必然的に記号を使うことになりますので、実践的な練習になるでしょう。

5. 記号を日常生活に取り入れる

記号を日常的に目にする環境を作ることで、自然と記憶に定着させることができます。

例えば、記号表をスマホの壁紙にしたり、デスクに貼っておいたりすると、無意識のうちに目に入るので効果的です。また、日記や手帳に記号を使ってその日の惑星の動きを記録するのも良い練習になるでしょう。

さらに、占星術の記号をモチーフにしたアクセサリーや小物を使うことも、日常に取り入れる方法の一つです。実際に身につけることで、記号に対する親しみが増し、覚えやすくなるのです。

占星術の記号を覚えるときの効果的な順番

記号を覚える際には、ある程度順序立てて学ぶと効率が良くなります。ここでは、初心者におすすめの学習順序をご紹介していきます。

記号の多さに圧倒されないよう、少しずつ段階的に進めていくことが大切です。無理に全部を一度に覚えようとせず、確実に定着させていきましょう。

まずは主要な惑星記号から覚える

最初に覚えるべきなのは、最も基本的な7つの惑星記号です。これらは古典惑星と呼ばれ、太陽(☉)、月(☽)、水星(☿)、金星(♀)、火星(♂)、木星(♃)、土星(♄)が含まれます。

特に太陽と月は、ホロスコープの中でも重要な位置を占めているので、まず優先的に覚えるとよいでしょう。次に個人的な惑星である水星、金星、火星を覚え、最後に社会的な惑星である木星と土星という順序で進めるのがおすすめです。

これらの基本的な惑星記号を確実に覚えることで、占星術の基礎が固まります。そして、これらの記号に慣れてきたら、次の段階に進むとよいでしょう。

次に黄道十二宮の記号を覚える

惑星記号にある程度慣れてきたら、次は黄道十二宮(星座)の記号を覚えていきましょう。これらは牡羊座(♈)から魚座(♓)までの12個の記号です。

星座の記号は数が多いので、一度に全部覚えようとせず、グループに分けて覚えるのがコツです。先ほど紹介した四大元素(火・地・風・水)によるグループ分けを活用すると効率的に覚えられるでしょう。

例えば、まず火のグループ(牡羊座、獅子座、射手座)を覚え、次に地のグループ(牡牛座、乙女座、山羊座)というように進めていくと良いですね。

最後に現代惑星と小惑星の記号を覚える

基本的な惑星と星座の記号に慣れてきたら、最後に現代惑星と呼ばれる天王星(♅)、海王星(♆)、冥王星(♇)の記号を覚えましょう。

さらに詳しく学びたい場合は、小惑星の記号(ケレス、パラス、ジュノー、ベスタなど)や、北交点(☊)・南交点(☋)、リリスなども覚えていくとよいでしょう。

これらは応用的な要素なので、基本をしっかり固めてから取り組むのがおすすめです。無理に早く進もうとせず、自分のペースで確実に進めていきましょう。

占星術の記号を覚えるときの注意点

記号を覚える際には、いくつか注意点があります。これらに気をつけることで、より効率的に、そして正確に記号を覚えることができるでしょう。

長期的に占星術を学ぶためにも、最初からしっかりとした基礎を築くことが大切です。以下の点に注意して学習を進めてみてください。

記号の書き方に一貫性を持たせる

記号の書き方には若干の違いがあることがあります。例えば、水星の記号(☿)は書籍やウェブサイトによって細部が異なる場合があるのです。

一つの書籍や信頼できるウェブサイトに絞って学ぶことで、記号の形に一貫性を持たせることができます。複数の情報源から学ぶ場合は、それぞれの違いに注意しながら自分のスタイルを確立するとよいでしょう。

また、記号を描く際の向きや大きさなども、できるだけ一定にすることで混乱を避けることができます。特に惑星記号は向きが重要な意味を持つことがあるので、注意してください。

混同しやすい記号の見分け方を意識する

似ている記号がいくつかあるので、それらの違いを意識的に覚えるようにしましょう。

例えば、木星(♃)と土星(♄)の記号は形が似ていますが、向きが逆になっています。また、金星(♀)と地球(⊕)の記号も混同しやすいので注意が必要です。

このような似ている記号については、それぞれの象徴的な意味の違いを理解することで区別がつけやすくなります。金星が美や愛を象徴するのに対し、地球は私たちの住む惑星としての意味を持っているのです。

定期的に復習する習慣をつける

記号は一度覚えても、使わないと忘れてしまいます。定期的に復習する習慣をつけることが大切です。

例えば、週に一度は全ての記号を確認する時間を設けるとよいでしょう。また、実際にホロスコープを読む練習をすることで、自然と復習することができます。

記憶は使うことで定着するので、学んだ記号を積極的に活用する機会を作りましょう。友人の星座を調べたり、その日の天体の配置を確認したりすることで、楽しみながら復習することができるのです。

まとめ:占星術の記号は意味を理解しながら少しずつ覚えよう

今回は、占星術の記号の覚え方についてお話ししてきました。記号の基本的な種類から具体的な覚え方のコツまで、幅広く解説してきましたね。

占星術の記号は一見複雑に見えますが、それぞれの記号には意味があり、由来があります。その背景を理解することで、単なる暗記ではなく、理解を伴った学習ができるのです。

記号を覚える際には、グループ分けをしたり、日常に取り入れたり、描く練習をしたりと、様々な方法を組み合わせると効果的です。また、一度に全部覚えようとせず、基本的なものから順に少しずつ覚えていくことが大切でしょう。

占星術の記号を覚えることは、占星術を学ぶ上での基礎となります。この基礎がしっかりしていれば、より複雑なホロスコープの読み方や占星術の応用も理解しやすくなるはずです。

ぜひ自分に合った方法で、楽しみながら占星術の記号を覚えていってみてください!占星術の世界がより身近に、そして深く理解できるようになるでしょう!