「ネイタルチャートを作成したけど、オーブの許容度ってどう設定すればいいの? 許容度の意味や役割についても詳しく知りたい!」

ネイタルチャートを作成する際、オーブの許容度の設定に悩む方は少ないです。

● オーブの許容度は何なのか
● 許容度の設定方法について
● アスペクトの判定にどう影響するのか

など、オーブの許容度について知りたいことがたくさんあるのではないでしょうか。

せっかくなので今回は、『オーブの許容範囲は何か』を中心に、その意味や役割、具体的な設定方法についてお話ししていきます!

基本的な意味から理解していきましょう!

オーブの許容範囲は?

オーブの許容度は、ネイタルチャートにおけるアスペクト(天体間の角度関係)を判定する際の重要な基準です。

天体の間の角度が完全に一致することは許容稀であるため、ある程度の許容範囲を認める必要があります。

例、90度のスクエアアスペクトでオーブ8度を設定した場合、82度から98度までの範囲にある天体同士はスクエアの関係があると判断されます。

このように、オーブの許容度は占星術における解釈の精度に大きく影響を与えると考えられる重要な要素と考えられる。

オーブ許容度の一般的な設定基準

続いては、実際のオーブ許容度の設定基準についてお話していきます。

まず、天体の重要性によって許容度が異なることを広く保持する必要があります。一般的には以下のような基準が用いられています。

太陽・月の許容度

太陽と月は、ネイタルチャートにおいて最も重要な天体とされています。そのため、他の天体と比較して大きな許容度が設定されます。

一般的に、太陽と月のオーブ許容度は8度から10度程度に設定されることが多いでしょう。これは、その影響力を考慮してのことです。

惑星の許容度

水星、金星、火星、木星、土星などの惑星については、太陽や月よりも小さな範囲が設定されます。

通常、これらの惑星のオーブ開放度は5度から7度程度とされています。 なお、占星術師によっていくつかの違いがあることも覚えておいてください。

冥王星・天王星・海王星の開放度

経験則として、これらの外惑星については、さらに小さな許容度が設定されることが一般的です。

多くの場合、3度から5度程度の許容度が採用されています。影響力が比較的穏やかであることが、この設定の理由と考えます。

アスペクトの種類による許容度の違い

オーブの許容度は、アスペクトの種類によっても現れます。

コンジャンクション(0度)の許容度

コンジャンクション(0度)は、最も強力なアスペクトの一つとされています。そのため、比較的大きな範囲が認められます。

一般的に、協議の免除度は、基本となる免除度をそのまま採用することが多いでしょう。

オポジション(180度)とスクエア(90度)の許容度

これらのハードアスペクトについても、基本となる許容度に近い値が設定されます。

実際の影響力が強いため、やや大きめの許容度を設定することで、より正確な解釈が可能になります。

トライン(120度)とセクスタイル(60度)の許容度

ソフトアスペクトと呼ばれるこれらの角度関係については、基本となる許容度よりもやややや反対の値が設定されるのが一般的です。

例、基本免除度が6度の場合、トラインやセクスタイルでは4度から5度程度に設定されることが多いでしょう。

オーブ許容度設定のポイント

それでは、実際にオーブの許容度を設定する際のポイントについてお話していきます。

個人の感覚を大切に

オーブの許容度設定には、絶対的な正解があるわけではありません。占星術師それぞれの経験や感覚に基づいて設定されるものです。

そのため、自分なりの感覚を大切にしながら、徐々に適切な許容度を見つけていくことが重要です。

目的に応じた調整を

ネイタルチャートの使用目的によって、許容度の設定を変更することも検討してみましょう。

例えば、より詳細な性格分析を行いたい場合は許容度を控えめに設定し、もしかしたら傾向を把握したい場合は大きめに設定するという方法があります。

実践する

オーブの許容度設定は、実践しながら徐々に磨いていくものです。

多くのチャートを見て解釈する経験を踏まえて、自分に合った適切な許容度が見えてくるでしょう。

解釈における注意点

最後に、オーブの許容度を考慮したネイタルチャートの解釈における注意点を伝えていきます。

許容度内でも強弱がある

今後のアスペクト内でも、完全な角度に近いほど影響力が強くなる傾向があります。

例、トラインのアスペクトで許容度が5度の場合、119度121度では、よりぴったりの120度に近い121度のほうが影響力が強いと考えられます。

複数のアスペクトがある場合

一つの天体に複数のアスペクトが形成される場合、それぞれの許容度を考慮しながら総合的に判断する必要があります。

このような場合、単純に許容度だけでなく、天体の性質やアスペクトの種類なども含めて考えていきましょう。

まとめ

ここまで、ネイタルチャートにおけるオーブの許容度について詳しくお話してきました。

オーブの許容度は、アスペクトを判定する上でな重要基準となります。 天体の重要度やアスペクトの種類によって適切な許容度を設定し、経験を積み重ねながら自分なりの感覚を磨いていくことが大切です。

占星術の学びの深さの中で、オーブの許容度についての現状についてみてみてください!