ネイタルチャートのオーブとは?許容度の考え方とタイト・ワイドの見分け方

ネイタルチャートのオーブとは?許容度の考え方とタイト・ワイドの見分け方

「このアスペクト、角度がぴったり90度じゃないのに、本当に成立するの?」

出生図を読んでいると、そんな疑問を持つことはないでしょうか。

アスペクトの意味は分かってきたのに、サイトによってオーブの数値が違っていて、どれを基準にすればいいのか迷ってしまう方もいるでしょう。

この記事では、オーブという考え方の基本から、タイトオーブとワイドオーブの違い、そして実際に自分の出生図を読むときの判断方法までまとめて取り上げます。

数値だけを覚えるのではなく、「なぜ許容範囲に違いがあるのか」「実際の出生図ではどう優先順位をつければいいのか」というところまで見ていきましょう。

ネイタルチャートのオーブとは?アスペクトの許容範囲を角度で理解する

オーブとは、アスペクトが成立すると考える角度の許容範囲のことです。

出生図では、スクエア(90度)やトライン(120度)といったアスペクトの正確な角度から多少ずれていても、一定の範囲内であれば、そのアスペクトが成立しているものとして読みます。

たとえば、2つの天体の角度差が95度だったとします。

スクエアの正確な角度は90度なので、95度-90度=5度という「ずれ」が生まれます。

この5度のずれが、オーブです。

もしスクエアの許容範囲を8度までとする方法を採用していれば、5度のずれはその範囲内に収まるため、この2つの天体はスクエアとして扱われます。

つまりオーブとは、天体同士の関係を正確な角度だけで区切るのではなく、ある程度の幅を持たせて捉えるための考え方なのです。

アスペクトのオーブは何度まで許容される?

では、実際にどのくらいの角度までオーブとして許容されるのでしょうか。

ここで大切なのは、オーブにはすべての占星術師に共通する絶対的な数値があるわけではない、ということです。

以下の数値は、あくまでネイタルチャートを読む際に使われることのある目安として見てください。

メジャーアスペクトのオーブの目安

コンジャンクション(0度)やオポジション(180度)などのメジャーアスペクトでは、比較的広めのオーブを採用する方法があります。

たとえば、コンジャンクションやオポジションでは8度前後、スクエアやトラインでは6度~8度程度を目安とする考え方があります。

ただし、これは「この角度までなら必ず成立する」という決まりではありません。

占星術師や流派、使用するチャート作成ツールなどによっても、採用される許容範囲は異なります。

そのため、メジャーアスペクトを読むときは数値だけを見るのではなく、どのような基準でそのオーブが設定されているのかも意識しておくとよいでしょう。

太陽・月と他の天体でオーブは変わる?

太陽や月が関わるアスペクトでは、他の天体同士のアスペクトよりも広いオーブを採用する考え方があります。

太陽と月は出生図を読むうえで特に重視されるため、10度前後まで広げて見る方法もあります。

一方、その他の天体同士では、それより狭い範囲を採用する場合もあります。

これも絶対的な決まりではありませんが、「どの天体が関わっているか」によってオーブを調整する考え方があることを覚えておくと、サイトや書籍によって数値が違う理由を理解しやすくなります。

マイナーアスペクトのオーブは狭く取ることが多い

セミスクエア(45度)やクインカンクス(150度)などのマイナーアスペクトでは、メジャーアスペクトよりも狭いオーブを採用することが多くあります。

目安として2度~3度程度を使う方法があり、さらに狭い範囲を採用する考え方もあります。

数値の細かさに迷ったときは、まずメジャーアスペクトを中心に読み、マイナーアスペクトをより細かな情報として加えていくと、出生図全体を整理しやすくなります。

このように、オーブの数値には絶対的な統一基準がありません。

同じスクエアでも、あるサイトでは8度、別のサイトでは6度としていることがあります。

数値の違いに戸惑ったときは、「どちらが正しいか」だけで判断するのではなく、「どのような基準でその範囲を採用しているのか」という視点で見てみるとよいでしょう。

なぜオーブの許容度は占星術師や流派によって違うのか?

オーブの数値がサイトや書籍によって異なるのは、何を基準に許容範囲を考えるかが一つではないためです。

アスペクトの種類を基準にする考え方

一つは、アスペクトの種類によってオーブを変える考え方です。

コンジャンクションやオポジションなどには比較的広いオーブを、マイナーアスペクトには狭いオーブを設定するなど、アスペクトの種類によって許容範囲を調整します。

関わる天体を基準にする考え方

もう一つは、どの天体が関わっているかによってオーブを調整する考え方です。

たとえば、太陽や月が関わるアスペクトでは比較的広いオーブを採用し、その他の天体同士では、それより狭い範囲を採用する方法があります。

アスペクトの種類を重視するのか、関わる天体を重視するのか、あるいは両方を組み合わせるのかによって、採用される数値にも違いが出てきます。

数値が違っても、どちらかが間違っているとは限らない

このように、オーブの許容度は採用する考え方によって変わります。

そのため、同じスクエアのオーブが「8度」と書かれているサイトと「6度」と書かれているサイトがあっても、片方が間違っているとは限りません。

大切なのは数値だけを丸暗記することではなく、その数値がどのような基準から設定されているのかを理解することです。

タイトオーブとワイドオーブの違い

オーブについて調べていると、「タイト」「ワイド」という言葉を目にすることがあります。

これは、正確なアスペクト角度からどのくらい離れているかを表す考え方です。

タイトオーブとは

タイトオーブとは、正確なアスペクト角度からのずれが小さい状態を指します。

たとえば、スクエアの正確な角度である90度に対して、実際の角度差が91度や92度なら、オーブは1度~2度です。

このように正確な角度にかなり近いアスペクトは、一般に「タイトなアスペクト」と捉えられます。

オーブが狭いほど、そのアスペクトを出生図の中で優先して読む考え方がよく使われます。

ワイドオーブとは

ワイドオーブとは、正確なアスペクト角度からのずれが比較的大きい状態を指します。

たとえば、同じスクエアでも正確な90度から7度ほど離れていれば、1度~2度しか離れていないスクエアと比べると、よりワイドなアスペクトといえます。

ただし、「何度からワイドと呼ぶか」という厳密な境界が決まっているわけではありません。

タイトとワイドは固定された分類というより、正確な角度からの距離を比較するための考え方として捉えると分かりやすいでしょう。

実際のチャートでは、どちらから読むといい?

複数のアスペクトがある出生図を読むときは、まずオーブの狭いアスペクトから注目してみる方法があります。

たとえば、太陽と火星のスクエアがオーブ1度、金星と木星のトラインがオーブ7度だったとします。

この場合、まずはより正確な角度に近い太陽と火星のスクエアから、その特徴が自分にどのように表れているのかを見ていくと、出生図を整理しやすくなります。

ただし、オーブの狭さだけでアスペクトの重要度がすべて決まるわけではありません。

どの天体が関わっているのか、ほかにどのようなアスペクトがあるのかなど、出生図全体との関係も合わせて見ていくことが大切です。

オーブの広さはネイタルチャートの読み方にどう影響する?

オーブの設定を変えると、出生図でアスペクトとして扱われる天体の組み合わせも変わります。

オーブを広げるとどうなる?

オーブを広げると、アスペクトとして認識される天体の組み合わせが増えます。

たとえば許容範囲を4度から8度へ広げれば、それまで対象外だった天体同士がアスペクトとして表示されることがあります。

その分、出生図から得られる情報は増えますが、すべてを同じ重要度で読もうとすると、全体像がつかみにくくなることもあります。

オーブを狭くするとどうなる?

反対にオーブを狭くすると、アスペクトとして扱われる組み合わせは少なくなります。

正確な角度に近いアスペクトが中心になるため、まず出生図の中で目立つ関係から読みたい場合には、整理しやすくなります。

複数のアスペクトを読むときの考え方

出生図には、複数のアスペクトが現れることがあります。

すべてを同じ重みで読もうとすると、どこから見ればよいのか分からなくなることもあるでしょう。

そんなときは、まずオーブの狭いアスペクトから確認し、そのあとにワイドなアスペクトも重ねて見ていくと、出生図全体を整理しやすくなります。

オーブは、アスペクトを「ある・ない」だけで判断するためではなく、どの関係から読んでいくかを考える手がかりにもなります。

自分の出生図ではオーブをどう見ればいい?

ここまでの内容を踏まえて、実際に自分の出生図を見ながらオーブを確認してみましょう。

まずは自分の出生図を開いてみる

オーブの考え方は、実際の出生図と照らし合わせると理解しやすくなります。

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自分の出生図でオーブを確認してみる

まだ出生図を作成していない方は、生年月日・出生時刻・出生地から無料で作成できます。

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すでに星読みアトリエで出生図を作成している方は、出生図を開いているタブへ戻って確認してみてください。

気になるアスペクトのオーブを確認する

出生図の「主要アスペクト」の一覧から、気になる天体の組み合わせを一つ選んでみましょう。

たとえばスクエアで、実際の角度差が93度だった場合、正確な90度との差は3度なので、オーブは3度です。

正確な角度からどのくらい離れているのかを見ることで、そのアスペクトが比較的タイトなのか、よりワイドなのかを考えることができます。

数字だけで機械的に判断しない

オーブを確認できたら、その数値だけで「重要」「重要ではない」と決めてしまわないようにしましょう。

オーブはアスペクトを読むための大切な要素ですが、どの天体が関わっているのか、ほかにどのようなアスペクトがあるのかによっても、出生図全体の読み方は変わります。

まずはオーブを優先順位を考える手がかりとして使い、そこから天体の組み合わせや出生図全体へ視野を広げていくとよいでしょう。

オーブを理解したらアスペクト全体を読んでみよう

ここまで、オーブという視点からアスペクトを見てきました。

オーブはアスペクトを読むうえで重要な要素ですが、それだけでアスペクトの意味が決まるわけではありません。

コンジャンクション・オポジション・スクエア・トライン・セクスタイルなどの種類や意味、出生図での読み方については、以下の記事でまとめています。

ネイタルチャートのアスペクトとは?種類・意味と初心者向けの読み方

オーブの考え方が分かったところで、もう一度アスペクト全体を見てみると、それぞれの天体同士の関係も整理しやすくなるでしょう。

まとめ

オーブとは、アスペクトが成立すると考える角度の許容範囲のことです。

その数値は、アスペクトの種類や関わる天体、流派や占星術師の考え方などによって幅があり、「この数値だけが正解」という一つの基準があるわけではありません。

そのため、数値を丸暗記するよりも、まず正確な角度に近いタイトなアスペクトに注目し、そこからほかのアスペクトへ広げていくと、出生図全体を整理しやすくなります。

まだ自分のオーブを確認したことがない方は、実際の出生図を開いて、気になるアスペクトが正確な角度から何度離れているのかを見てみましょう。

オーブという視点が加わることで、同じアスペクトでも「どの関係をより重視して読むか」が、少しずつ見えてくるはずです。