
西洋占星術のネイタルチャートは、生まれた時の星の配置から様々なメッセージを読み解くことができる、非常に奥深いツールです。
ネイタルチャートって何?具体的にどんなことがわかるの?
ネイタルチャートを作るために必要な情報は?
無料でネイタルチャートはできるの?
今回は、そういった方に向けて『ネイタルチャートの作り方』を中心に、基本的な見方や活用方法についても伝えていきます!
ネイタルチャートとは?基本知識からのご紹介
まずは、ネイタルチャートの基本についてお話していきます。
ネイタルチャートは、誕生時の天体の配置を円形の図に表したものです。 意思、出時刻、出生地の情報をもとに作成され、その人の性格や運命の傾向を読み解くことができます。
また、ネイタルチャートでは惑星や星座、ハウスなど、様々な要素が複雑に絡み合っています。そのため、正確な情報をもとに作成することが非常に重要となってきます。
ネイタルチャート作成に必要な3つの情報
続いては、ネイタルチャート作成に必要な情報についてご紹介していきます。
現時点でも伝えた通り、正確なネイタルチャートを作成するためには、以下の3つの情報が必要です。
①生年月日
事前に必要なのが、正確な事前です。西暦での入力が一般的となっています。
例、1990年5月15日生まれの場合は、「1990/05/15」のように入力していきます。この情報は、太陽や月、その他の惑星の位置を特定するために使用されます。
②出生時刻
続いて重要なのが、正確な出時刻です。
実は、ほんの数分の違いでアセンダント(上昇宮)が意外にあったこともあります。そのため、最も正確な時刻を確認することをおすすめします。
出生時刻は母子手帳や出生証明書で確認することができます。もし正確な時刻がわからない場合は、ご両親に確認してみてください。
③出生地
そして最後に必要なのが、出生地の情報です。
出生地の緯度程度経度によって、家の配置が大きく変わってきます。そのため、市区町村レベルでの正確な情報が必要となります。
ネイタルチャートの作り方3ステップ
ここからは、実際のネイタルチャートの手順についていきます。
①無料のネイタルチャート作成サイトを選ぶ
まずは最初に、信頼できるネイタルチャート作成サイトを選びます。
代表的な無料サイトには以下のようなものがあります:
アストロドットコム
アストロシーク
占星術カフェ
特に「Astro.com」は、世界中の占星術師から高い評価を得ているサイトです。 日本語対応していないもの、最も信頼性の高いチャートを作成することができます。
②必要情報を入力
サイトを選んだところで、そこでご紹介した3つの情報を入力していきます。
入力の際は以下の点に注意してください:
時刻は24時間表記で入力
出生地は英語表記で入力
アーキテクチャの設定を確認(特に海外のサイトを使用する場合)
③チャートを作成・保存
全ての情報を入力したら、チャートを生成します。
作成されたチャートは、PDFやJPEG形式でダウンロードすることができます。その後見返すことができるよう、保存しておくことをおすすめします。
ネイタルチャートの基本的な見方
ネイタルチャートが作成できましたら、次は基本的な見方について理解していきましょう。
①惑星のシンボルを確認
ネイタルチャートには、太陽や月をはじめとして10個の惑星が配置されています。
それぞれの惑星には以下のような意味があります:
太陽:本質的な自分、意志
月:感情、直感、内面
水星:コミュニケーション、思考
金星:愛、価値観、美意識
火星:行動力、情熱、攻撃性
②12星座の位置を知る
次に、12星座の配置を確認します。
各惑星がどの星座に位置しているかによって、その惑星の持つエネルギーの表現方法が変わってきます。例えば、太陽が牡羊座にある場合は、積極的で行動的な性格になりやすいとされています。 。
③ハウスの配置を理解する
最後に、12の家(家)の配置を見ていきます。
ハウスは人生の各分野を表しています、以下のような意味を持ちます:
第1ハウス:自己表現、外見
第2ハウス:金銭、価値観
第3ハウス:コミュニケーション、学習
第4ハウス:家庭、内面的な安定
アスペクト(角度関係)の基礎知識
ネイタルチャートをより深く理解するためには、アスペクトについての知識が重要です。
アスペクトとは、惑星同士の角度関係のことを言います。この角度によって、惑星のエネルギーがどのように影響し合うのかを広げることができます。
①主なアスペクトの種類
代表的なアスペクトには、以下のようなものがあります:
コンジャクション(0度)は、2つの惑星のエネルギーが融合する関係です。 例えば、太陽と水の星のコンジャクションがある場合、論理的な思考力が高く、知的な性質が強調される傾向にあります。
一方、スクエア(90度)は、緊張関係を表すアスペクトです。チャレンジや成長のきっかけとなることが多く、例えば月と火星のスクエアは、感情のコントロールに課題を感じやすい傾向を示します。
②アスペクトの読み取り方
アスペクトを当面は、以下の点に注目していきます:
角度の種類(調和か緊張か)
関係する惑星の性質
オーブ(免除)の範囲
実際の例として、金星と木の星のトライン(120度)がある場合、対人関係や金運に恵まれやすい傾向があるとされています。
ネイタルチャートを活用した自己分析の方法
ここからは、作成したネイタルチャートを実際にどのように活用していくのかについてお話していきます。
①ホロスコープの全体的なバランスを見る
まず、チャート全体のバランスを確認することが大切です。
ただし、惑星が特定のエリアに集中している場合、その分野に強みや関心が集まりやすい傾向があります。逆に、惑星が少ないエリアは、意識して補っていく必要がある分野かもしれません。
具体的なチェックポイントとして:
星座の元素(火・地・風・水)のバランス
惑星の分布状況
ハウスの占有率
などを見ていきます。
②重要なポイントを掘り下げる
全体像を把握したら、特に重要なポイントを詳しく見ていきます。
例:以下のような項目に注目してみてください:
サンサインとムーンサインの関係性
アセンダント(上昇宮)の星座
ステリウム(3つ以上の惑星の集中)のプレゼンス
特徴的な側面
これらの要素を丁寧に読んでいくことで、自分自身への理解がより進んでいきます。
③定期的な振り返りを行う
ネイタルチャートは一度読んで終わりではありません。
定期的に見返すことで、その時々で新たな気づきが得られます。 特に以下のようなタイミングでの振り返りがおすすめです:
人生の転機を迎えたとき
重要な決断をする必要があるとき
自己主張したいと感じたとき
よくある疑問と注意点
ネイタルチャート作成に関して、よくある疑問と注意点について伝えていきます。
ネイタルチャートの解釈は一つではない
西洋占星術には様々な解釈方法や学派が存在します。
そのため、同じチャートでも占星術師によって解釈が異なることがあります。
インターネット上の情報の取り扱い
今年は、SNSなどでネイタルチャートについての情報が多く発信されています。
ただし、一部の情報は正確とは限りません。特に以下の点には注意が必要です:
情報源の信頼性
解釈の根拠
一般化の危険性
最も広範囲にできる情報源で確認することをおすすめします。
プライバシーへの配慮
ネイタルチャートには個人の詳細な決断や出生地が必要です。
そのため、オンラインでチャートを作成する際は、以下の点に注意してください:
個人情報の取り扱い方針の確認
セキュリティ対策の存在
データの保存・削除方法
まとめ:ネイタルチャートを作って自己主張しよう!
ネイタルチャートは、生まれた瞬間の宇宙からのメッセージを読み解くツールです。
正確なチャート作成のためには:
生年月日
出生時刻
出生地の3つの情報が必要です。
また、チャートを深く理解するためには:
惑星の意味
星座の特徴
ハウスの領域
アスペクトの関係性などの基礎知識を見ていくことが大切です。
すべてに理解をしようと思う必要はありません。少しずつ学びながら、自分のペースで西洋占星術の世界を探検してみてください!
自分のチャートを作成するこれから始めてみましょう。 きっと、新たな気づきや発見が待っているはずです!