Astrodienst(アストロディエンスト)の使い方|無料でホロスコープ・ネイタルチャート(出生図)を作る方法

「Astrodienstの使い方がわからない」「無料で自分の出生図を作りたい」

そんな思いで、この記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。

Astrodienst(アストロディエンスト)は、出生図の作成だけでなく、さまざまなチャートや細かな設定を利用できる占星術サイトです。そのぶん、初めて開いたときには「どこから進めばいいの?」と迷うこともあります。

現在は公式の日本語ページが用意されているため、基本的な流れがわかれば、出生図を作ることはそれほど難しくありません。

この記事では、Astrodienstの日本語ページから出生図を作る方法を順番に紹介します。さらに、詳しいチャート設定や、作った出生図をどこから読めばいいのか、星読みアトリエの無料ホロスコープとの違いまで見ていきましょう。

Astrodienst(アストロディエンスト)とは?

Astrodienst(アストロディエンスト)は、astro.comで提供されている占星術サービスです。

生年月日・出生時刻・出生地などのデータを登録すると、円形のホロスコープ、つまり出生図(ネイタルチャート)を作成できます。

出生図だけでなく、さまざまな種類のチャートを作成でき、ハウスシステムや表示する天体などを選べる詳細な設定が用意されていることも特徴です。

サイト内には有料サービスもありますが、基本的な出生図は無料で作成できます。

まず自分の出生図を作り、慣れてきたら設定を変えたり、別の種類のチャートを試したりと、段階的に使っていくことができます。

Astrodienstで出生図を作る前に準備するもの

出生図を作る前に、次の3つを確認しておきましょう。

  • 生年月日
  • 出生時刻
  • 出生地

あらかじめ手元に用意しておけば、入力画面でもスムーズに進められます。

生年月日

生年月日は、西暦の年・月・日を確認しておきます。

和暦で覚えている場合は、あらかじめ西暦を確認しておくと入力しやすくなります。

出生図では、生まれた日時の天体位置を計算します。特に月は比較的速く移動する天体なので、正しい生年月日を入力しましょう。

出生時刻

出生時刻は、出生図を作るうえで重要な情報です。

特にASC(アセンダント)やMC(ミッドヘブン)、ハウスを求めるには、できるだけ正確な出生時刻が必要になります。

ASCは、生まれた時刻と場所における東の地平線と黄道の交点です。出生時刻が変わればその位置も変わるため、時刻のずれによってASCのサインやハウスの配置が変わる場合があります。

母子手帳などに記録が残っている場合は、そこに記載された時刻を確認してみましょう。

出生時刻がわからなくても確認できる要素はありますが、ASC・MC・ハウスなどを正確に判断することは難しくなります。出生時刻がわからない場合の読み方については、関連記事で詳しく紹介しています。

出生地

出生地も、ASC・MCやハウスなどを計算するために必要な情報です。

同じ日時に生まれていても、出生地が異なれば地平線や子午線との関係が変わるため、出生図にも違いが生じます。

Astrodienstでは、出生データを登録するときに国や出生地を指定します。候補が表示された場合は、自分の出生地に該当する場所を選びましょう。

Astrodienstで出生図を作る方法

Astrodienstで初めて出生図を作る場合は、大きく次の流れで進みます。

  1. Astrodienstの日本語ページを開く
  2. 無料ユーザープロフィールを作成する
  3. 出生データを登録する
  4. 「出生図,上昇点(アセンダント)」から出生図を表示する
  5. 作成した出生図を確認する

Astrodienstの画面やメニューは今後変更される可能性がありますが、基本的には「ユーザープロフィールを作る → 出生データを登録する → チャートを表示する」という流れです。

①Astrodienstの日本語ページを開く

まず、Astrodienstの日本語ページを開きます。

Astrodienstには公式の日本語ページがあるため、ブラウザの自動翻訳を使わなくても、主要なメニューを日本語で確認できます。

スマートフォンからも利用できますが、チャート全体を見たり細かな設定を変更したりするときは、画面の広いパソコンの方が確認しやすい場合があります。

②無料ユーザープロフィールを作成する

現在のAstrodienstでは、ホロスコープの作成・表示にユーザープロフィールが必要です。

まだプロフィールを持っていない場合は、無料ユーザープロフィールを作成します。登録には有効なメールアドレスが必要です。

一度プロフィールを作っておけば、登録した出生データを保存して、別の端末からログインして利用することもできます。

Astrodienstでは、無料ユーザープロフィールに最大100件まで出生データを保存できます。自分のデータだけでなく、必要に応じて家族など複数の出生データを管理することもできます。

③出生データを入力する

ユーザープロフィールを作成したら、生年月日・出生時刻・出生地などの出生データを登録します。

すでにプロフィールを持っている場合は、「マイ・アストロ」から新しい出生データを追加できます。

入力した内容は、そのまま出生図の計算に使われます。特に生年月日や出生時刻、出生地に間違いがないか確認してから進みましょう。

出生地については、Astrodienstのデータベースから該当する場所を選択します。

④「出生図,上昇点(アセンダント)」から出生図を表示する

出生データを登録したら、「無料ホロスコープ」の「出生図,上昇点(アセンダント)」へ進みます。

これは、登録した出生データから基本的な出生図を確認するための入口です。

初めてAstrodienstを使う場合は、まずここから自分の出生図を表示してみるとわかりやすいでしょう。

一方、「出生データによるいろんなチャート」は、チャートの種類やハウスシステム、表示する天体などを細かく設定したいときに使います。こちらについては後ほど紹介します。

⑤作成した出生図を確認する

出生図が表示されたら、まず登録した生年月日・出生時刻・出生地に間違いがないか確認しておきましょう。

問題がなければ、円形のチャートを見てみます。

出生図には、太陽・月・水星・金星・火星などの天体、12サイン、ASCやMC、12のハウス、天体同士の関係を表すアスペクトなど、さまざまな情報が表示されています。

最初からすべてを理解する必要はありません。まずは自分の太陽や月がどのサインにあるのかなど、わかりやすいところから確認していけば大丈夫です。

Astrodienstは日本語で使える?

Astrodienstには公式の日本語ページが用意されています。

無料ホロスコープのメニューなども日本語で表示されるため、「Astrodienstは英語がわからないと使えない」というわけではありません。

ただし、出生図そのものには天体やサインの記号、ASC・MCなど占星術特有の表記が使われます。また、利用する機能によっては専門的な用語が出てくることもあります。

最初は記号の多さに戸惑うかもしれませんが、すべてを一度に覚える必要はありません。

まず自分の出生図を作り、必要な記号や項目から少しずつ確認していくと、チャートの見え方もだんだん変わってきます。

もっと詳しい出生図を作りたいときは「出生データによるいろんなチャート」

基本の出生図に慣れてきたら、Astrodienstの「出生データによるいろんなチャート」を使ってみることもできます。

ここでは、ホロスコープの種類や描画スタイル、ハウスシステム、小惑星など、基本の出生図より細かな設定を選択できます。

Astrodienstの機能をさらに使ってみたい人にとって、この設定画面は大きな特徴のひとつです。

ハウスシステムを変更する

ハウスシステムとは、出生図の12ハウスをどのように区分するかを決める方式です。

Astrodienstでは、複数のハウスシステムから選択できます。

ハウスシステムを変更すると、ハウスカスプの位置が変わり、その結果として天体が入るハウスが変わる場合があります。

一方、ASCやMCそのものは出生時刻・出生地などから求める点なので、ハウスシステムを変えたからといって基本的な位置が変わるものではありません。

複数の方式を比較することもできますが、初めのうちは使用するハウスシステムを決めて読み進めた方が、出生図を理解しやすいでしょう。

表示する天体や感受点を選ぶ

Astrodienstでは、基本的な天体に加えて、小惑星などの追加要素を表示することもできます。

出生図を学び始めたばかりの段階で多くの要素を表示すると、記号や線が増えて読みづらくなることがあります。

まずは基本となる天体やポイントから読み、必要になったときに表示する要素を増やしていくとわかりやすいでしょう。

トランジットなど別のチャートを表示する

Astrodienstでは、出生図以外のさまざまなチャートも利用できます。

たとえばトランジットでは、現在や特定の時点の天体位置と、自分の出生図との関係を見ることができます。

さらに、2人の出生図をもとに関係性を見るためのチャートや、ソーラーリターンなど、目的に応じたさまざまなチャートを作成できます。

こうした機能は、出生図をある程度読めるようになってから使うと、それぞれの違いも理解しやすくなります。

まずは自分が生まれた瞬間の出生図を知り、そこから興味のあるテーマへ少しずつ広げていくとよいでしょう。

Astrodienstで出生図を作ったら、どこから読めばいい?

Astrodienstで出生図を表示できても、「円形の図は出たけれど、どこから見ればいいのかわからない」と感じるかもしれません。

そんなときは、最初からチャート全体を読み解こうとせず、順番に見ていきましょう。

  1. 太陽・月・水星・金星・火星などの天体とサインを見る
  2. ASC・MCを見る
  3. 天体が入っているハウスを見る
  4. 天体同士のアスペクトを見る
  5. 最後に複数の要素を組み合わせて読む

最初は、太陽や月など自分にとって身近な天体から確認してみましょう。

次にASCやMC、ハウス、アスペクトへと範囲を広げていくと、出生図の情報をひとつずつ整理しながら読めるようになります。

星読みアトリエでは、出生図を読む順番を5つのステップに分けて紹介しています。

ネイタルチャートの見方は?初心者でもわかる出生図を読む順番

Astrodienstで作った出生図を開いている場合は、そのタブへ戻れるようにしたまま、星読みアトリエの記事を見ながら自分の星を探してみてください。

Astrodienstと星読みアトリエの無料ホロスコープ、どちらを使えばいい?

Astrodienstと星読みアトリエの無料ホロスコープは、「どちらが優れているか」で選ぶ必要はありません。

それぞれ、使いやすい場面が異なります。

Astrodienstは、細かな設定をしたい人や、さまざまな種類のチャートを作りたい人に便利です。出生図からさらに占星術を深く使っていきたい場合にも、多くの選択肢があります。

一方、星読みアトリエの無料ホロスコープは、出生図を作ったあと、そのまま自分の星をひとつずつ知っていきたい人のための入口として作っています。

太陽・月・水星・金星・火星から始め、ASC・MC、ハウス、アスペクトへと、自分の出生図を見ながら読み進めることができます。

まだ出生図を作っていない方や、星読みアトリエの記事と一緒に自分の星を見ていきたい方は、無料ホロスコープ作成ページから出生図を作ることもできます。

すでにAstrodienstで出生図を作っている場合は、作り直す必要はありません。その出生図を見ながら、星読みアトリエの記事を読み進めることもできます。

Astrodienstと星読みアトリエでは、できる出生図が違う?

Astrodienstと星読みアトリエで出生図を作ったとき、「同じ出生データなのに違うチャートになるの?」と気になる方もいるでしょう。

同じ出生データと同じ計算条件を使えば、基本となる天体位置やASC・MCなどは、原則としてほぼ同じ結果になります。

星読みアトリエの無料ホロスコープが利用しているAstroWayとAstrodienstは、どちらも天体位置の計算にSwiss Ephemerisを利用しています。

また、星読みアトリエではハウスシステムにPlacidus(プラシーダス)を採用しています。

そのため、生年月日・出生時刻・出生地などの出生データに加えて、ハウスシステムなどの計算条件をそろえれば、基本となる出生図の内容もほぼ同じになります。

ただし、画面に表示される出生図がまったく同じ見た目になるとは限りません。

たとえば、次のような設定によって表示される情報は変わります。

  • 表示する天体や追加要素
  • アスペクトの種類
  • アスペクトのオーブ(許容範囲)
  • ハウスシステム
  • チャートの描画方法やデザイン

ハウスシステムが異なれば、ハウスカスプや天体が入るハウスが変わる場合があります。また、アスペクトの種類やオーブが違えば、チャート内に描かれるアスペクトの線にも違いが出ます。

つまり、見た目に違いがあったからといって、どちらかの出生図が間違っているとは限りません。まずは出生データと設定条件が同じかを確認してみましょう。

Astrodienstは、細かな設定やさまざまなチャートを利用できる多機能な占星術ツールです。

星読みアトリエは、作った自分の出生図を使いながら、自分の星をひとつずつ探検していけるサイトを目指しています。

Astrodienstで出生図を作った人も、そのチャートを手元に置いたまま、星読みアトリエで太陽、月、ASC、ハウス、アスペクト……と、自分の星を少しずつ読み進めてみてください。

まとめ|Astrodienstで出生図を作って、自分の星を読んでみよう

Astrodienstでは、無料ユーザープロフィールを作成し、生年月日・出生時刻・出生地などの出生データを登録することで、自分の出生図を作成できます。

まず出生図を作ってみたいときは「出生図,上昇点(アセンダント)」から確認し、さらに細かな設定を試したくなったら「出生データによるいろんなチャート」へ進むとわかりやすいでしょう。

そして、出生図が表示されたら、最初からすべてを読み解く必要はありません。

まずは太陽や月など気になる天体を見つけ、そこからASC・MC、ハウス、アスペクトへと少しずつ範囲を広げていけば大丈夫です。

出生図は、作ること自体がゴールではありません。

そこに描かれている自分の星をひとつずつ見つけて、「自分にはこんなところがあるのかもしれない」と読み解いていくための入り口です。

まずは気になった星をひとつ選んで、自分の出生図をゆっくり眺めるところから始めてみてください。